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ミステリと言う勿れのiのネタバレレビュー・内容・結末

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

友人に誘われドラマ未視聴だが鑑賞
邦画あまり好きじゃないので期待してなかったけど普通によかった
邦画特有の気持ち悪さ(特に女性の描かれ方とか…)があまりなく、そういうノイズがないためストーリーにのめり込めた
ストーリーは序盤から伏線が張り巡らされ、それが主人公によって一つも取り零されることなく明かされていくのはミステリとして非常に面白い

ミステリが解決して、終盤ブレスレット渡すシーンは泣きそうになった…。
そして、主人公が汐路にカウンセリングを勧めたの、すごいいいと思った。汐路という女の子を、不遇な境遇でもこれからも頑張る強いキャラクターとして大団円に収めるのではなく、子供としてちゃんと救われるべき、精神と感情を持った一人の人間として扱っている
ストーリーに犠牲にされた分、ちゃんとケアされる道が用意されている
制作側が女に怠慢していないと感じた
うまくいえないけど、新海誠監督とかの作品で大きく欠落しているやつ
だからかな、最後の主人公への「東京に遊びに行くからね!(うろ覚え)」という台詞が、
ありきたりな台詞だけど、
ストーリー上入れられたシーンではなく、汐路本人の生きた意志によって生まれたシーンのように感じて、人間の愛憎劇でもあるこのストーリーにぐっと深みが増したと思った

最近の邦画はこういうの増えてきたのかな…
結構希望を感じた
原作も面白いので読んでみようと思ふ
ドラマも見てみようかな

あと、日本家屋とクラシック音楽の組み合わせはかなりかっこいい演出だった!
エンディングの曲もよかったです
King Gnuはなんでもいけるねー
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