めちゃくちゃ良かった!
舞台はWW2直後の日本で、喪失と復興が入り乱れる社会。そんな事情は一切お構いなしで破壊していくゴジラに対して、”頼むからこれ以上はやめてくれ!”と思ってしまった。
ゴジラの映画となると、どれくらい暴れるかをつい期待してしまうが、こんな感情になったのは初めてだった。
振り返ればストーリーはシンプルで、人間ドラマに関しても登場人物を最小限にして、主人公夫妻を中心に狭く深く描かれていた印象。その中でゴジラが明白な絶望を人々に突きつけてくるので、主人公達に自然と感情移入していた。そして最後まで話にのめり込み、ドキドキハラハラしながら鑑賞できました。
最高の映画体験でした。
CGもハリウッドに全く劣らないクオリティで、間違いなく映画館で見るべき作品です!
アカデミー賞受賞も本当に嬉しい!
低予算でも受賞できたことを強調するのではなくて、これを機に予算が増やされて、もっとクオリティの高い日本映画が沢山生まれていくことに期待したいです。