如何にもトム・ハンクスにピッタリの作品でしたね。随所にウィットにとんだシーンを散りばめながら、でも物事の本質を堅苦しくなく描いており上質な作品となっていました。
オットーの身近な品々がレトロで、思わず目を細めてしまいました。更にオットーと死んだ妻との風景が、ストーリーの展開の中でテンポよく挿入されていたのも良かったです。
特にオットーと妻とのエピソードで本とコインに絞った演出も良かったです。オットーが《結婚前のモノクロ人生に、彼女が色を付けてくれた》と語った台詞が素敵でした。
最後の方で《心臓が大きい(病気)》と《心が大きい(人間性)》とに掛けた会話も楽しかったです。
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