Junko

薔薇の名前のJunkoのレビュー・感想・評価

薔薇の名前(1986年製作の映画)
3.7

舞台は中世イタリア、修道士のウィリアムと弟子のアドソは、学会に参加するためにベネディクト会修道院を訪れます。
そこの修道院では、青年が不審死を遂げたばかり。その後新たな殺人事件が発生し…。

なぜ宗教を信仰するのかといったら、世の中や、身の回りの漠然とした不安を和らげたい、すがりたいことが理由の一つかと私は思います。
その中で、支配する側として、『笑い』が脅威の存在となる。考えたこともなかったけど、『笑い』って、心を穏やかに、不安を和らげますもんね。確かになぁ。

ストーリー自体は、ミステリー映画として単純に楽しむことも出来るのですが、とにかく全体的におどろおどろしくて、置いてきぼり。

時代背景や、宗教のこと、知ってるからこそより面白いと感じられる映画。
自分の持っている知識でしか、理解することはできないし、自分の言葉で表すことができないことを、しみじみ感じました。
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