"私は《見た》…闇夜の中で…《真実》を…"
盲目なれど卓越した技術を持つ鍼医ギョンスは、内廷医の一員として宮廷で働く事となった…
清国の人質であった世子が8年ぶりに帰国したが、間もなく死亡する…目や口鼻からも出血したその姿は…毒殺…
内廷医の助手として世子を診たジョンスは、暗闇で行われたある事実を知る…それは、自らも抱えているある秘密により、ジョンスも窮地に陥ることに…
李氏朝鮮時代の第16代国王・仁祖の時代に起こった事件を元に、陰謀蠢く宮廷スリラーを実に巧みに描いた作品です。
も〜終始ハラハラドキドキな展開で、めっちゃ面白いんですよ。
韓国の宮廷モノと言えば、数々の宮廷ドラマを観ていた私の印象は…陰謀多すぎ…
兎に角、陰謀による天下取りの話が多いので、飽きさせませんね…
今回は、そんな韓流お得意の陰謀にプラスして盲目の目撃者という要素も加わり、いっときたりとも目が離せぬスリラーとなっていまして、面白いし、引き込まれます。
仁祖を演じたユ・ヘジンの太々しさがまた素晴らしい…絶対悪いヤツやろっと思いますが、そう単純でないところがまた…
主役を演じたリュ・ジョンヨルが段々森山未來に見えてくるんですよ…イイ役者さんです。
練りに練られた脚本…卓越した演技、スリラーとして一級品の出来で…そして何よりその題名"梟"が意味するところとは…