モネモネ

エリザベート 1878のモネモネのレビュー・感想・評価

エリザベート 1878(2022年製作の映画)
3.4
『彼女は1冊の本のよう
すべてのページに謎がある。
その魂はまるで混沌とした博物館』

1877年に40歳の誕生日を迎えた彼女の
1年間の物語に光を当て史実に
捉われない作品
史実とは異なる部分も多々あるが
美しさを求められる苦悩やプライド
心の葛藤は伝わる映像

コルセットを脱ぎ捨て自由を求める姿は
何をしても果たして本当に心が満たされて
いるのかが、容易ではない様な気がした。
豊かな才能が眠っているのにも関わらず
「彼女もその使い道を知らない」
知らないまま人生の終わりを迎えたのかも
知れないとも思った。
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