朝7時起き、通勤ラッシュに揉まれながら電車で京都へ向かい、出町座にて鑑賞。
孔子の教えが底にあり、若干の説教臭さを感じつつ、中盤までの情報量の多さ、脚本の緊密さに飲み込まれそうになるも、スラップスティック的なノリ(実際、クスッと笑えるシーンは多々あった)で乗り切る。
そこまでであれば取り沙汰すまでも無かったが、終盤、落ちぶれた小説家が悟った、あの場面の台詞回しは圧巻。
真実をひとつに決めるから偽物が増える。
恐らくエドワード・ヤンが最も自己投影した人物であると思うが、彼が1番描きたかったのはこの小説家なのではないだろうか。
あの場面見たさに、また見返すかもしれない。
タイトルは原題通り『獨立時代』の方が良い。