このレビューはネタバレを含みます
情報ゼロで鑑賞。
映画をみるときのクセでこのあとの展開を考えてしまっていたけど、予想は的中しないままのエンドロール。
色々な方の考察や監督のインタビューを読んでやっとなんとなく理解した。
今の自分にはタイムリーだった。
大人になって、永遠はないと思う瞬間が多くなってきている気がしていた。
その一方で、自分の中だけには永遠があると信じているし、結局それを押し付けてしまうこともある。
上手くいかず、勝手に裏切られた気になって、やっぱり永遠なんてないんだと思う。
その時の喪失感っていうか、あのときもっとこうしていれば違ったとかしなければよかったとか。そういう気持ちを掘り起こされる映画だった。
幼いながらにもなにか引っかかる節はあったろうし、それがはっきりわからなかったゆえの悔しさとかやるせなさもあるんだろうなとも思った。
ほとんどの人がドラマチックな人生ではなくて、普通の日常のなかで、見えないところで、少しずつ何かが変化していく。そう思うといろんな意味でリアルな映画。完成した映画を観たあとのソフィ役の子の感想に表れてた。