氷雨水葵

銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア) 4Kリマスターの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

5.0
2023年8本目

アスターテ会戦

◆あらすじ
宇宙暦795年(帝国暦486年)。

第四次ティアマト会戦を勝利に導いたラインハルト(CV:堀川亮)は上級大将にまで昇りつめ、さらに名門ローエングラム伯爵家を継ぐことに。

一方、首都星ハイネセンに帰還したヤン(CV:富山敬)は、親友のラップ(CV:田中秀幸)とジェシカ(CV:小山茉美)の結婚を、自分の想いを隠して祝福する―――。

◆感想
『わが往くは星の大海』は60分だったのですが、本作は少し長くなり89分。というのも、メインストーリーはアスターテ会戦ですが、そのなかにヤン、ジェシカ、ラップ3人の物語を折り込み、加えてラインハルトが名門ローエングラム伯爵家を継いだり、ヤンが第13艦隊の司令官になる場面もあるので。さらに、前作では登場しなかったユリアンが登場し、終盤のみに少しだけお姿を見せたトリューニヒト議長もしっかりご活躍がありました。フェザーン自治領主のルビンスキーさんもいましたね!?

ラインハルトとヤン、両者にバランスよくスポットが当たり、アスターテ会戦までの二人の動向を見ることができます。
ラップとジェシカの結婚が決まってヤンがやけ酒するの何気に辛い。ユリアンは「祝い酒」と言っていたけれど、なるほど言葉の選び方を知っている子だね(笑)てか、ラップの結末を知っているだけに、ジェシカと別れるシーンで泣きそうでした。ばんばんフラグ立っててもうね…。

個人的には、ラインハルトの指揮下に入る大将方(中将もいますが)のなかに、メルカッツ提督(この頃はまだ大将)の名があったのは嬉しい!!ロイエンタールさんの次に好きなキャラクターなので、このアスターテ会戦でご活躍が見れるのは歓喜!!納谷悟朗さんが演じていらっしゃったのですね!しかも、シュターデンさんやファーレンハイトさんのお姿もあり、こちらもまた嬉しい登場。ファーレンハイトさんは速水奨さんが演じており、やっぱり声だけでセクシーさが伝わってくるぅぅ。てか、見た目(とくに髪色)がほかの中将たちとは違うから目立ちますね(笑)CV:速水奨ってだけで裏切りそうだけど、ファーレンハイトさんはそんなんじゃないのよ!(誰へのアピール)
あと、バーでピアノ弾いてるメックリンガーさんかっこよくないですか!?本作では出番がほぼないロイエンタール&ミッターマイヤーと3人で会話しているのですが、メックリンガーさん、どこか優雅で美しい。これ以上推しを増やしてどうしたらよいのだ(嫌いじゃない)。てか、ロイエンタールさん、わずかなシーンでも金銀妖瞳が美しいのはもはや罪なのでは。

艦隊戦はやっぱり『わが往くは星の大海』のほうが迫力あったし、美しさもあったけれど、本作の艦隊戦にはまた別の良さがありますね。バックではクラシックが流れており、ラインハルトの余裕の戦略もあってか静かな印象。でも、終盤にはヤンの戦略とぶつかり合うので、ここは迫力というか見応えがありました。とくに、帝国軍と同盟軍の艦隊が正面同士で戦うシーンがよかったです。

4Kリマスターを映画館で観れるのは嬉しい。キャスティングが豪華で演技もとにかく素晴らしい。鬼籍に入られている方もいますが、そのお方たちの演技に出会える良い作品ですね銀英伝は。

そして、イゼルローン要塞攻略へ。

1回目:1/13
2回目:1/17
氷雨水葵

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