ウィッシュのこはるんのネタバレレビュー・内容・結末

スターが可愛すぎたのとオマージュを探すのが楽しくて良かった。曲もいい。

ストーリーの軸もよかったけど、なんだか脈絡のないせっかちな展開だなと思った。マグニフィコもおじいちゃんも急にキレるし、アーシャも急に戦おうとするし、王女様も見切りつけるの早いし。ディズニーの今までの作品もそうだったかもしれないけど、全体的に根拠に欠けるかその部分を端折ってるからか脈絡なく感じる。マグニフィコ王の過去やアーシャのお父さんとのお話をもっと掘り下げても良かったと思う。

特にマグニフィコ王は無理矢理悪役にされた感じが否めない。今までのヴィランズと違って、この人はちゃんと国を治めて守ろうとしてきたし、国民のために尽くしてきた節も奥さんを愛してた節もある。私利私欲に最初から塗れたキャラではなく、ストレスからご乱心という感じ。このご乱心ならアナ雪のエルサだって似た傾向にあったのにアナが寄り添ってくれたから良いラストになった。今回も国民と理解し合って、王女が寄り添って彼を改心させてくれたらもっと平和的で今までのディズニーにない100周年らしいラストになったのではと思う。久々の悪役だったからかブレた仕上がりなのは残念。
あまりヒットしなかったラーヤの方が100周年にふさわしいストーリーだったと思う。ミラベルもよくできていた分、こちらの期待値が上がりすぎてしまったかな。