このレビューはネタバレを含みます
この映画中盤まで物凄く丁寧な描写が多いけど
登場人物の考えてる事のわからなさ、
終着点がわかりずらいみたいな所もあって
観る人によっては退屈に感じてしまいそう🤔
物語の緩急もほぼ一定のペースで進むため
序盤はハズレ映画かと思った🙄
けどLGBTをテーマにしてる事は
普通の人生ってセリフの多さから
最初からわかるけど
LGBTを全然違う側面から解釈した
内容は日本独特のアプローチだと思った👀
それがわかってからはずっと見入ってしまった
海外なんかはLGBTを直接的な表現で
物語に無理矢理意味が無い感じで入れてくるから
あまりいいイメージが湧かなかったけど、
邦画はちゃんとLGBTならLGBTを
テーマにしてその在り方について
物語を通して色々な提示や呼びかけをしてるから
理解が深まるものが多い気がする👀
しかも今作では一般的には
異性や同性を好きになる事のが大半だと思うけど
まさかの水が好きって事で
考えてみればそういう好きの形もあるのかと
ハッとさせられる内容でもあった😳
水が好きと言われても
全然気持ちがわからないかもしれないけど
人が好き、水が好きの人の母数を入れ替えて
逆に異性や同性を好きになる人が
わずかしかいない環境を想像したら
そりゃ孤独だし、理解者がいない世界から
早くいなくなりたいと思うはず😂
だからこそ、
自分が少数派の立場になった事を想像した時に
ガッキーのあの印象的な言葉を聞いたら
泣いちゃうと思う👌🏻
そう考えるとすごく練り込まれたシナリオ構成で
海外の、特にディズニーなんかに見せて見習え!と言いたいほどである👏🏻
役者陣もガッキーのちょいやさぐれた演技や
ゴロちゃんのイライラする亭主関白的な演技も
よかったし、脇役で昨日見た市子のキャスト出過ぎやない?👀笑
最初こそ退屈だったけど
終わってみれば見応えがあって
スルメを少ししか食べてないのに
妙に満足感を味わえるような
そんな作品だった👏🏻