前作「ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ」から7年が過ぎての続編。諸々がスケールアップしており、特撮のリアル度と出血量が盛り盛りで、耐性が低いのでちょっと苦手な域に達していた。
前半の展開が何だか良くわからず、後半、兄妹コンビが登場してきてやっと話が見えてきた。可能なら1、2を一気見が良さそう。
前作は次第にデストピアな世界観が見えてきて、主人公たちの葛藤も良い感じだった。一方、本作はところどころで前作の映像がフラッシュバックされるものの、基本、世界観の説明はすっ飛ばして、どんどんハードなシーン、展開になる。
ゾンビの息が燃料になるとか思念でモブゾンビを操り戦闘要員にするとか、本シリーズはアイデアが斬新でオリジナリティが感じられる。何やそれ⁈と思った邦題も観てみると案外、上手い。
評価の高い「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の壮大な世界観にイマイチ、ノリきれないのだけど、本シリーズくらいのローカル感、B級感は割と好きかも。
ただ、ゴア表現は一作目くらいの方が良いかなあ。