ジョンドゥのキャラが良すぎる。
圧倒的に危険なイケメンで、これは悪のカリスマだと思った。色気を感じる男というか。
で、序盤にそのジョンドゥと過去になんかあったっぽい刑事とのやり取りを丁寧に見せられるもんだから、『あぁ、この2人のラストバトルが最大の見せ場なのね。OKOK』とか思っていた。
しかし、ここで怪物アルファの登場である。あの登場の仕方は良すぎる。上から降ってくるとは思わん笑
これにはビックリした。ネタバレ踏んでなくて良かった。
自分も、犯罪者や刑事たちみたいに、『なんやコイツ‥』っていう空気を味わうことができた。
そんでもって、ここからは怪物アルファによる虐殺ショーである。
怪物にあっさり殺されるジョンドゥ、それなりに頑張ったけど殺される刑事。犯罪者も刑事もサクサク殺されていく。
この展開はスゴい。目の前で、自分が予想していた映画の流れを、キャラクターとともに壊されて行く感覚。この体験は初めてだった。
『あぁ、映画がコイツに壊されていく‥』っていう感じ。
圧倒的なバイオレンスでごり押ししてきて、楽しめたのだが、終盤はちょっと飽きてしまったかも🤔
というのも、舞台はずっと輸送船の中であり、素手で殺すかナイフで殺すか銃で殺すかの違いしかないので、あまり代わり映えしない。ひどい言い方をすると、人が死ぬのに慣れてしまう‥笑
ここまでバイオレンスに全振りした潔さ、キャラクターの濃さ、音やカメラワークの良さは素晴らしい!