RYUYA

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日のRYUYAのレビュー・感想・評価

3.0
ソファに座りインタビューを受ける女性がいて、マジックミラーを覗こうと群がる男たちが背後に写り、その後ろを車や自転車がビュンと抜けて、その背景にはビルやお店があって...マジックミラー号ってむっちゃ映画的だな。一枚絵で超レイヤー重ねられる最高の装置だったんだな...。いつかどっかでパクれないかな、と思っていたら、今作でK点越えの使われ方してて絶望した。もうやるやつねぇじゃんってくらい、あのシーンがバカおもろかった。あとは殺し屋宇宙人ホス狂ヤクザFBIなどをごちゃ混ぜにした、探偵が全然活躍してない悲惨な探偵映画、というかただ単に扱いたいテーマだけを羅列したオムニバス映画だった。それぞれの監督にあるはずだったエッジがもうどこにも見当たらなかった。これでシリーズ化を狙っているとするのならば、それはもう悲惨である。以上だ。
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