そばかすの伸のネタバレレビュー・内容・結末

性的マイノリティの主人公が家族、友人に婚活ハラスメント？恋愛ハラスメント？をされる。本当の気持ちを主張するが何を言っても相手にされない。

主人公にとっては恋愛とか結婚はくだらないものであるが、社会はそうではない。どこに行っても恋愛、結婚の話で主人公が可哀想になってしまった。他の人の恋愛の話に合わせ、思っていないことを言っている姿は心が苦しくなった。

勇気を持ってカミングアウトしても、ふざけている。バカにしているなどと言われ相手にされない。自分の気持ちをストレートに言う友人に憧れを抱き、いろんな方法で本当の自分を表現しようとする。

最後の新人が言ったセリフ「同じような人がいてどっかで生きてるならそれでいいやと思いました。」が主人公の救いの言葉となる。
映画宇宙戦争でのトムクルーズが逃げるように走っている様に共感を感じている主人公だったが、最後走り出すシーンはどこか小さな希望を感じさせた。