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そばかすのののネタバレレビュー・内容・結末

そばかす(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

結婚結婚言ってくる母親がきつすぎ
妹も不倫してるかもしれない夫への不満からか姉に当たってくるのきつかったな 「お姉ちゃんみたいに関係ないフリしてたかった」、好きでそうなってるわけではないのにこんな言われ方されたら泣いちゃうし、「お姉ちゃんレズビアンなんでしょ」って急に矛先変えて決めつけてくるのは最悪 セクシュアリティは周りから言われるものではない
家族、全体的に声がでかいし干渉しすぎ 父とのシーンが唯一癒やし

最初「今は恋愛とか結婚とかどうでもいい」って言ってたのに「やっぱ好きかも」ってなるの勘弁してほしいな、友情パートが楽しかったのもあってショック受けちゃった、でも第三者の視点で見てるからか部屋入りたがった時点でなんか察してしまった 百歩譲ってそれがありなんだとしても、いきなりキスしようとしてくるとか、恋愛感情抱かないって伝えたら「嘘だ」「男として見れないならそう言ってくれ」と言ってくるの無理 こちら側の話全然聞かんのな

ふいに現れる同級生多すぎる

ルームシェアがとんとんで進むかと思いきや結局マホちゃんも元カレと結婚して、なんか最終ひとり残されるのか…と落ち込んだ なんだかわたしがずっと感じてる絶望に似てる、シスターフッドが結婚で崩れていって、「一緒にゴールしようねって言ったじゃん」みたいな置いてけぼり感 周りがなんと言ってても、結局わたしはひとり残るんだろうな…みたいな気持ち
マホちゃんとキャンプしたり紙芝居作ったり楽しかったのにな

シンデレラのことそうやって考えたことなかったな
結局男側の目線で選ばれて、それが幸せ物語として機能してしまう
我々大人はそういう多様性があると理解できるけど、子供に変な価値観を植えつけるなと言ってくる大人 理解できてたら今こんなことになってないのやが むしろ子どものときから一個の価値観しか与えてなかったら歴史が繰り返されるだけだし、子どものときこそすべては無限大に広がってるので…ディズニープリンセスだって変わっていってる 小さい頃受ける物語って結局ずっと影響を与えてくる印象
親たちがシンデレラの展開に困惑した声を上げてるのとか(子どもたちが「なんでやめちゃうの?」と不思議そうにしてたのも含め…)、そばたさんが謝るの意味わかんなくて怒ってた あとでマホちゃんが怒ってくれてよかったなと思ったし、泣いた

これでチェロは終わりにするというセリフ、それまでチェロにそこまで縛られてる印象なかったから唐突に感じた
音大の関連もっと知りたかったなと思った マホちゃんの実家関係も気になるし
オンブラ・マイ・フ、ちょっと違和感 吹き替えかな〜 オンブラ・マイ・フという選曲、歌詞を調べるとちょっとわかった気になる そばたさんにとって、自分も抱いてた違和感を言語化して、ときに怒ってくれてたマホちゃんは木陰だったのかもな マホちゃんと同居するという明るい展望がそばたさんを突き動かす原動力になってた

同じ温度でシンデレラを受け止めてくれたひとが現れてよかった うれしかったよ その存在が若い男性であることに友人がムカついてたのは自分になかった価値観で驚いた、でも言われてみればそうか…となる お見合いしたあのひととの対比というか、そばたさんが恋愛文脈求められても困るよってちゃんと伝えられて、異性でも友人になれる可能性を示してくれたなと思ってた
それぞれ好きな映画観て、またあとで集合するの気軽でいいな 音楽とか会話なくひとりで消化する時間はあってほしいのでわたしはたぶんやれないんですけど

そばたさんがずっと宇宙戦争のトムクルーズの走り方を推してたのなんだかよかった

なにかあるたびに実家の引き戸やリビングが定点観測のように映されるの好きだったな

友人が「そばかすに怒りの感情がなかった」と言ってるのを聞いて、あ〜もやもやはこれなのかなと思った 鬱屈してるというか、明らかにウルセー!!とキレてもいいところでそばたさんは黙ってしまうというか まあわたしもそばたさんの立場に立ったら同じくなんとかやり過ごしてしまうかもしれないけど
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