中学生くらいの頃に「トレーニング・デイ」を観たのがきっかけで、それからデンゼル・ワシントンの映画は全部見てきた。
もちろんイコライザーシリーズも1、2と観てきて、待ちに待ったイコライザー3。今作も痺れました。
マッコールは自らの過去にしてきたことへの罪の意識があって、そのためか常に聖書を持ち歩き、死ぬことばかりを考えているような男だが、同時に、その罪滅ぼしのために生きて、善いことを為し続けようとする男でもある。
少々神経質で、それ故に几帳面で、真面目である彼は、自分自身を許すことが出来ないでいる。そしてそれ故に、許しを請うているのである。
払拭出来ない罪悪感に苛まれ続けているため、彼の心の闇は深く、その闇がマッコールの冷酷無比な残虐性をより一層強くしている。
しかしてその心の闇は、罪の意識を抱え込み苦しむほどに元々の根が善人であったため、はらんだ闇である。悪人は懺悔しない。
マッコールは悪を断じて許さない。
しかしそんな自分は善なのか悪なのか。
自らの過去の所業を思えば、決して善であるとは彼は言えないのである。
今作はそんなマッコールが、より深化したえげつなさで、悪を裁く。
はあぁ…。続きが観たいなぁ〜。出ないかなあ〜?はぁ。