時間が空いたので鑑賞。ラッキーな拾い物でした。観てよかった。
人生には選択するいくつかの岐路がある。
15才の少女が選択するにはあまりにも過酷な運命。
舞台は2013年ウクライナのユーロマイダン市民運動。
ジャーナリストの母と有望な体操選手オルガ15才。
不安定な時局でジャーナリストの母は何者かに命を狙われる。
ウクライナ市民権を捨てて父の故郷スイスに一人で避難するオルガ。
スイスに入っても体操は続けるが、慣れない土地でのライバルとの軋轢。その中でスイス代表チームの選手に選ばれる。
別れたウクライナの友人。ジャーナリストの母の命運。故郷キーウに思いを馳せるオルガ。
オリンピックに行くことは自分の為だけではなく母や友、祖父や親戚の期待も背負ってしまう重圧。
2013年自由を求めるウクライナ。国が安定していればこんな辛い思いをしなくても良いのに。スポーツと政治は絡めてはいけないと思うけれど現地に残る友人がウクライナの自由を訴えたくなるシーンも解る気がしました。
オルガは翼で飛翔したか留まったのか、そして安息の時間も少ないことを知る私達…心が痛くなる作品です。
広場に市民が集まるデモの映像はおそらく当時のものだと思います。多く差し込まれていて、ちょっとドキュメンタリーを観ている気になりました。
ユーロマイダンのwikiはこちら
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%B3
