「タイガー伝説のスパイ」のカビール・カーン監督(続編タイガー2、3は違う監督)SS ラージャマウリパパから持込まれた話をきっかけに映画化(パンフより)
なだとインド映画のファーストコンタクトであり不動のオールタイムベストインド🇮🇳1位
4/26から限定再上映なので興味のある方はチャンスを逃さないで欲しいです。
宗教は違ってもお互いに尊べはケンカなんて起きない。
理想とはいえ、インドや周辺国の社会問題を優しく包んで教えられた作品。
カシミール地方の壮大なロケーションも素晴らしく、山岳地帯の大自然も満喫。
インド3大カーンの1人サルマーン・カーン兄貴主演。
アクション畑の兄貴が純朴で優しい青年パワンの役柄に挑戦、プロデュースにも名を連ね大ヒットとなった。
🏔
6才のシャーヒダー(ムンニー)
は発声することが出来ず、母と治癒祈願にパキスタンからインドの聖者廟で祈祷。帰りにシャーヒダー1人迷子になりインドに取り残される。
迷子を助けたのはパワン・チャトゥルヴェーディー愛称バジュランギおじさん(サルマーン・カーン)
迷惑顔ながら持ち前の優しさで世話しているうちにシャーヒダーに情が移る。
しかしヒンディー教とイスラム教の違いや国の違いに気付かれ行き場のないシャーヒダーを自分でパキスタンまで送り届ける決意をする。
食習慣、国や宗教等の障壁を乗り越えて迷子の娘を母親に返す。
その道のりは険しく悪人に騙されたり国境警備隊に阻まれたり…しかし「インドにも善良な人が守ってくれる」という願いと数々の人情に助けられる感動作。
パキスタン人記者チャーンド・ナワープ(ナワーズッディーン・シッディーキー)との出会いが終盤パワンの大きな手助けとなる。
パワンが正直過ぎて馬鹿なのか⁉と苛つく事もあるが、旅によって彼の人間的成長も同時に描かれている。
ポイントはイスラム教の人が「ラーマ万歳」と言ってパワンを送り出すセリフ。
熱心なヒンドゥー教徒のパワンが宗教の壁を超えた思いやりの言葉にハッとなる。
サルマーン・カーンの演技はもちろんシャーヒダー役のハルシャーリー・マルホートラの声を封じられた表現力が子役ながら凄い。
パキスタン人記者役のナワーズッディーンさんの演技がとても良い。
「ムンナーマイケル」の親分役でぎこちない踊りを披露している彼だが実力派俳優さん。
(5/7 ナワーズッディーンさんにどハマリして2回目鑑賞コミカルな面と真剣な表情と芸達者な方だな。サルマン・カーンとの掛け合いも良くて、主役をはれる人だが名バイプレイヤーでもある)
遊郭や警察の拷問など実際にそれで行方不明になっている事件とかあるのかな…と考えちゃいました。
一時期高額な中古DVD が出回っていたが配給のスペースボックスさんのイベント販売で正規DVD を見かけたので高いお金出さないでね。
いや~しょっぱなから泣いた泣いた😂