ハルキっクス

カラオケ行こ!のハルキっクスのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

「カラオケ行こ」
ヤクザの組員である成田狂児はある日ふと立ち寄った合唱コンクールで中学生の歌を聞く。
そこで歌を聞き惚れた学校の部長である聡実に話しかけこの台詞を言う。
ヤクザでカラオケ大会があり最下位になると絵心がうんこである組長に自分の嫌いなものを入れ墨されてしまう為、なんとかそれを阻止すべく聡実に歌を教えてもらうというお話。
ヤクザがふと合唱コンクールを見て、そこで聞き惚れたというだけで中学生にいきなり声をかけその中学生も半ば強引にカラオケにいきそこで関係性が生まるれという点はどうも現実的ではないし強引なところがあったがそこはフィクションの中であるし御愛嬌。
ヤクザという凶暴的な一面のある生き物が反抗期真っ只中の男子中学生と共にカラオケという場所で物語がすすんでいく様はとても新鮮だし、さすが山下監督。
とても温かい二人を自然に描いていたと思う。(屋上でふざけ合っているシーンはとてもよかった)
合唱部の山本先生が生徒に説いていた歌に愛を込めること。最後事故によって地獄に落ちた狂児を想い紅を熱唱していた聡実の姿はその先生の説きを連想させるように愛に溢れていた。
コメディタッチでとても見やすく描かれていたが展開は単調でわかり易すぎるものであったかなと思う。
全体的に見やすくて面白かったがこれといって面白い展開もなくていい意味でも悪い意味でもきれいにまとまった映画であったかなと思う。
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