ヒロ

カラオケ行こ!のヒロのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

24-16-39
和山ヤマさん作品がそもそも…

原作未読勢です。
評判も良かったし結構期待していたんですが、わたしにはあまり刺さりませんでした。

原作が和山やまさんというのは鑑賞直前まで知らなかったんですが、おそらくは「女の園の星」と同じようなシュールギャグテイストなのではないかと推察します。
そうだとしたらそもそも実写映画には向いていないコンテンツなのではないでしょうか。

たしかに笑えるシーンはいくつかありましたし、岡君の紅にはジーンと来ることがありました。
しかし全体的には笑いどころがよくわからないシーンの方が多かったですし、岡君が成田にあそこまで親しみを覚えるのも正直ピンとこないです。
合唱部の生徒たちと先生の演技・キャラはなかなか良かったですが、あの後輩君が一方的に空気読めないやつみたいになってるのは違うくないですか?正論なのは後輩君の方だし、部長なんだからちゃんと説明ぐらいしろよと思ってしまいました。
ラストのオチも蛇足だと思います。本来的に健全な中学生に関わってはいけない人たちなので、「ちゃんとカラオケ大会終わったら岡君の前から消えるんだな。この関係性は映画のラストとして悪くないな。」と思ってたらバリバリ付き合い続いてますやん。

全体的に中途半端な感じがして、原作の雰囲気と変わることになったとしても、いっそコメディに振り切った方がまだよかったのではないかという気がします。
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