さるやん

ミセス・ハリス、パリへ行くのさるやんのレビュー・感想・評価

3.6
filmarks主催の試写会に当選いたしましたので、見させていただきました。
こんばんは、さるやんです。
試写会のあとにLiLiCoさん、よしひろまさみちさんのトークショーもあり、出演者おもにイザベル・ユペールさんの話や、劇中のドレスのお話などが聞けてお得でした。
特にLiLiCoさんはけっこう好みのタイプなので実物を見れて嬉しかったですね。

舞台は第二次世界大戦後のイギリス。
様々なお宅と契約して賃金をもらっている家政婦を営むハリスさん。
あるとき戦後も帰ってこない旦那の訃報をしる。そんなこともあり落ち込んでしまう。
しかし、ある日金払いの悪い雇い人の家にあるディオールのドレスに一目惚れ。
その日から、本場パリに行ってディオールの本社でドレスを仕立ててもらうことを夢に仕事に励むことに。
すったもんだで目標金額が貯まりパリに行くことに。
とあるきっかけでドレスの発表予約会に潜り込むことができるが…
という話で
山あり谷ありだかミセスハリスの目標に対するバイタリティーがものすごく、運もあるんですが、諦めかけても違う道が見つかったり、なにげに周りの人たちが協力的だったりと、小さめのサクセスストーリーがテンポよく進むことや、ミセスハリス役のレスリー・マンヴィルの笑顔が素敵だったり、ディオールのトップモデル役の子が綺麗可愛かったり、会計士のお兄ちゃんが優しい上に眼鏡のイケメンだったり、イザベル・ユペールがまじ怖い鉄の女役だったりとキャラにもこと欠きません。
しかし、今作の主演はディオールのドレスであったと思います。
私感ながら露出すくなめで女性の優雅さを強調しながら、鎖骨を綺麗に見せるデザインはまったくディオールに詳しくないさるやんでも素敵だなあとおもってしまいました。
後で聞いた話だとお値段も相当素敵。
そういうこともあり、お客さんの8割がたが女性でしたね

また時代背景も戦後の寡婦の話、ディオールがオートクチュールだけでなく、これからどのように時代のニーズにあわせていかなくてはいけないのかや、金持ちによる労働者の圧迫、それに対抗するデモなどの歴史も垣間見えます。

最後に苦言ですが、
filmakes主催ということで、基本映画好きの集まりだとおもいますが、前の席の若いじょせいの方が、スマホゲームが気になるのかチラチラ画面を、みてい多少なりとも不愉快でした。
まあ、さるやんのレビューをその方がみることはないとおもいますが、
映画好きとして、仮にもfilmarksに登録
してるんだから試写会ぐらいはスマホ消しましょう。
さるやん

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