さるやん

呪詛のさるやんのネタバレレビュー・内容・結末

呪詛(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

人間における神の存在って何でしょう?
祀れば守ってくれるのだか、禁忌を犯すと祟るものなのか?
ケヴィンコー監督が実際に起きた事件から着想を得て制作された呪詛 原題は咒でありこれ自体が呪いを意味する言葉であります。
最近の東南アジア諸国のホラーのレベルがものすごく上がっていてもはや日本がJホラーで一時期栄光をつかんだ日々も過去のものに。
本作怖いかどうかは人様々でありますが、まずは呪いの現場である村や小道具
などわけのわからない呪術道具などが良くできておりますし、容赦ない虫ラッシュ、常軌を逸したともいえる村での風習
そして、そこに踏み込み傍若無人な行いをしていくyoutuber達。
これも近代化がますます進むアジア諸国と過去の風習にとらわれた地方の都市や村々との格差を表したりもしています。
ほんとに都市部のみなさん素敵な暮らしをされてるのが映し出されます。
極端にいえば古いもんなんてやめて、どんどんマンション立てちゃえばいいじゃん、的な発想。その反面youtuberたちが大変な目に合うのもこれだったらタダですむわけないじゃんと思わせるような行為ですね。
そして、そこに果たしで自分が望んで生んだかどうかわからない子供に対しての接し方
端的な見方でいうと
あのおかあさんが突発的にできた子に対してなんらかのマイナスイメージをもったがために呪いが増幅された可能性も考えられます。そのへんは最近みたベイビーブローカーにも通ずるところを感じました。

そして、呪いの解釈もなかなかシステマイズされててなるほどそういうもんなのか、という感じでした。

ただところどころ話がいきなり飛ぶ感じのシーンも、見受けられたので??というところもありましたがまた新しい才能が出てきたんだなあと思って、アジアンホラーニューウェーブの訪れを確実に感じました。

ちなみに今回の呪いの元になった神様が
大黒仏母であり暗黒天つまり鬼子母神がモデルになってることから母子の話になったとおもわれます。
ちなみにさるやんも池袋の雑司が谷に、ある鬼子母神神社の、近くに住んだことがありますが夜になるとめちゃくちゃ怖くてそこを通るとショートカットになるんですが怖くて遠回りしてました。

というとこで、皆様の健康とお幸せを祈って皆さんでお唱えしましょう!

ホーホッシオンイーシーセンウーマ

はい!もう一度

ホーホッシオンイーシーセンウーマ
ホーホッシオンイーシーセンウーマ
ホーホッシオンイーシーセンウーマ
さるやん

さるやん