少年たちの終末。
80年代に小学生時代を過ごしたオジサンにはたまらなく 沁みる 作品。
国は違えど。人種は違えど。
少年たちが持つ『未来への希望と不安』という思いは世界中どこでも一緒だったんだな。
家族、学校、友達、親戚。
どれも『子供時代』には大きく重要なもの。
なのに突然どれかを失う日が来る。
「アルマゲドン・タイム」
粋なタイトルを付けたものだ!
不安定な少年の心情を見事に映像化した傑作!
「裏切り者」「アンダーカヴァー」
「エヴァの告白」「アド・アストラ」
決して『推し』の監督ではないけど結構 劇場でこの人の作品を見ている。
ジェームズ・グレイ監督。
本作は彼の半自伝的な作品なようで。
少年の 歯がゆい 心情。どうにもならない 現実の厳しさ を監督自身が経験しているためかホントにリアルに描かれていて終始心揺さぶられる。
主人公の少年を演じた男の子がとてもいい味出してる。
痩せてて青白くて弱々しく日本だといかにも『いじめられっ子』なタイプの子。
そんな子が不意に貧しい黒人のクラスメイトと絆を深め互いに成長していく。
良い方にも悪い方にも・・・
この純粋な描き方がお見事!
ネタバレになるので あえて書かないが、あーゆーこと😮💨やっちゃうんだよね!
多感な少年って!😅
それが法に触れてても。後のことなんて何も考えずに。
男の子の成長を支えるお爺ちゃん役のアンソニー・ホプキンスの素晴らしさも言う事なし。🤭
主要キャスト達をしっかりと支えて作品の質の向上に大きく貢献していて圧巻の存在感。
アン・ハサウェイも落ち着いた演技で『悩める母親』を好演してました。
あるオスカー女優のサプライズゲスト出演にはビックリさせられますよ!😳
懐かしき日々が蘇るのだが、ノスタルジック感はあまり感じない。
それは『きれいごと』ばかりを描いていないから。
思い出したくない過去だって誰にでもある。
だが、そんな『過去』も本作は勇気を持って描いている。
それこそが『終末の時間...アルマゲドンタイム』
なのかも。
日常にストレスを感じたり精神状態が不安定なときに 人は不意に『子供時代の嫌な思い出』が蘇ってくるらしい。
それを本作で見事に映像化されてしまった。
裸足で芝生を走り回っていた あの頃・・・
小学生時代から会っていない友人達。
どうしてるかなぁ...... ...
2023年 5月15日 11:15〜
イオンシネマ板橋screen 11
💺94席
客入り 12〜3人。 ☔️
4月から職場の業務が一気に増え、なかなかFilmarksに目を通す時間が割けなくなってきてしまいました。
コメントくださる皆様、いつもホントに返信遅くなってごめんなさい。
そろそろ私も『アルマゲドン 終末』を
迎えようか.......迷ってます。😔