ブリブリ座衛門

CUBEのブリブリ座衛門のレビュー・感想・評価

CUBE(1997年製作の映画)
3.5
有名なワンシチュエーション映画。
低予算だけど面白い。設定勝ち。

知らない密室で目が覚めた登場人物達が、外へ出るために奮闘する。しかし、部屋には罠が仕掛けられており、脱出するのが困難だ。

誰が何のためにこの建物に閉じ込めたのか?ここから脱出できるのか?

ストレスフルな状況下での人間の本性や汚さ

謎、パニック、スリルが詰まっていて面白い


《ネタバレ注意》
















全体を知るものはいない、理解し難いだろうが陰謀じゃない、黒幕などいない、何の展望もなく行われている計画だ、わかるか?独裁者なんかいないんだ、上には誰もいないと言うのが俺の結論だ、これは終わりのない忘れられた公共事業だ
byワース

この作品の好きな設定はcubeの設定だ。黒幕や陰謀などで意識的に目的があって作成されたものではなく、システムとして機能している点が惹かれる。

物理の法則だったり、神の見えざる手みたいなものだろうか?人間が社会で生活する上で生まれたのだろうか?

まだうまく自分の中に取り込めてないが、cubeという何らかの概念のようなシステムが顕在化したという設定だけで色々と想像できて楽しめる。

私達は知らない内に、人生のレールに乗り、受験勉強だったり、就活といったシステムに捉えられている。それもcubeなのかもしれない。

色々と想像が膨らむ映画でした