こういう空気感の映画好き。
特に何が起こるというわけでもないけど、リジーの感情のひとつひとつが自分の中にもある、向き合いたくない感情のような気もして少しチクチクしたりなど。
私は凡庸な人間で、だからこそアーティストやクリエイティブな人たちはどこかネジが飛んでいる(はずだ/だろう)と思っていて、そしてそのような人たちにずっとコンプレックスを抱いてる。
だけどリジーの日々や感情はすごく"普通"で自分に近しい部分があって、そういう人から芸術が生まれているみたいなところに何故か少し感動してしまった。
無駄に恋愛を絡めてきたりしないところも今の気分にハマってて好きだった。
なめらかなスライドショーのように、静かに挟み込まれる美術学校の風景達にとてつもない憧れを感じた。
ラストの唐突さや曖昧さも愛せる。
