恋愛の当事者ではないからこそ、そんなに?と思う程の連絡を待ったり、失恋を振り切ろうとする行為すべてが愛おしかった。
謎の女が眠る部屋で、体勢を変えながら古い映画を2本観たモウの朝までの時間が好き。
5/1期限の増えていく缶詰、走って涙の水分を蒸発させる良いアイデアに要らなくなったポケベル、すぐに取りに戻っちゃうけど。
自分と真逆なフェイが自由すぎてキュートで、模様替え始めた時はちょっとハラハラもした。663が話しかけてた、変なクジラみたいなぬいぐるみ可愛い。そして部屋にあるものに対して鈍感すぎる、そこに気がいかないくらい空っぽだったのか?
90年代の暑く湿っぽい香港、最初から最後まで2人での会話や台詞も良いが、恋をしている時の1人のシーンが印象的に描かれているように感じてそこが良かった。