さくらえび

雪之丞変化のさくらえびのレビュー・感想・評価

雪之丞変化(1963年製作の映画)
4.3
両親の仇を討つために生きて、上方歌舞伎の女形になった雪之丞の復讐譚。

冒頭の歌舞伎のシーンが美しい。演目は『鷺娘』と言うらしい。長谷川一夫の色っぽい女形は見応えがありました。
雪之丞と恋に落ちる側室の浪路を演じる若尾文子は当然美しいし、お初姉御を演じる山本富士子の快活で可愛らしい様子も魅力的。
僕の一番の目当てだった雷蔵がちょい役だったのは残念。

キャストは豪華で、映像は美しい。見所の多い映画でした。
歌舞伎の知識が無いので、見る前は理解できるか不安だったが、それも問題なかった。詳しければより一層楽しめるのかも。