あんな大きな秘密、家族にバレないなんて不思議。
ある日12歳の少女は、森で奇妙な卵を見つけ、ぬいぐるみの中で温め始める...
その卵が孵化してからは予想外の展開となる北欧発、思春期ホラー
"完璧な幸せ"を貫き、娘を自分の承認欲求を満たす手段のようにしか思っていない、愛の薄い母親。
ママの理想の娘にならなくちゃ...と、強迫観念にかられ健気に母親を慕う娘ティンヤ。
完璧という生きづらさや、息苦しさから生まれる心の負担。
ホラーの恐怖だけではなく、娘の心の闇や毒母の暴走、SNSが家族に与える影響なども描かれたヒューマンドラマでもあるのが良かった。
花の香りが漂ってきそうな綺麗なお家。花柄のワンピ、庭の薔薇🌹幸せそうな4人家族。
北欧の美しい絵本のような世界観に、相反するようにホラーが描かれた、その異様な感じがもの凄く怖かったです。
オチは、なるほどそうきたか..となりました。
