健一

僕らの世界が交わるまでの健一のレビュー・感想・評価

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)
3.5
CM、予告編 等なにも見ずに本編を鑑賞。

ジェシー・アイゼンバーグの初監督作品というので。

2010年。
デヴィッド・フィンチャー監督作「ソーシャル・ネットワーク」で主役に大抜擢されいきなりアカデミー主演男優賞にノミネート‼️
その後の勢いは皆様 ご承知の通り。😅
『若き天才の出現』に世界が驚いた。
そんな秀才のジェシーが監督業に進出。
否応なしにも興味が湧いてしまう。

ライブ配信で小銭を稼ぐハイスクールステューデントのジギーとDV被害に遭った女性のための施設を運営してる母エヴリン。
Z世代の息子と堅物な母親。
お互いのことが分かり合えない。
理想と現実の食い違い。母と息子。
挫折を経てたどり着く『お互いへの想い』とは・・・


さて本作。 ネタバレあり。


まず第一に。
ジェシー・アイゼンバーグは十分に監督としての素質がある‼️
初監督作品でこの『身近なのにたどり着けないテーマ』をこんなに繊細に描いてみせるとは。正直 驚き! 😳

ネットのライブ配信で捨て銭を稼ぐ事しか頭にない 超イマドキの若者と
ほぼボランティアに近いDV被害者の保護施設を運営する母。
『僕は金持ち! ママは貧乏!』とか平気で言っちゃうノーテンキ高校生と超マジメな母親。
本作の邦題「僕らの世界が交わるまで」?
ムリムリ!😅

そんな親子の道中をとても繊細にリアルに描いている。
息子ジギーは秀才な女の子に一目惚れ。🥰
母エヴリンは息子と同い年の青年に母性愛丸出し。🥹
相手に好かれる人間になろうと悪戦苦闘。
そんなふたり。ホントに交わるの?

母親目線で見るか?

息子目線で見るか?

本作のラストの感動は大きく変わってくると思う。
それもちゃんと計算して作られている。
ジェシー・アイゼンバーグ監督。
もしかしたら彼は『第二のロバート・レッドフォード』になるかもしれない。

春が間近の寒い今の時期に観るにはピッタリな作品でした。😁



2024年 1月19日 公開初日 9:00〜
kino cinema新宿screen 1
💺294席
客入り 10人いない。 😰

昨年11月にオープンしたミニシアター。

新宿文化シネマ2
   ↓
新宿ガーデンシネマscreen 1
   ↓
角川シネマ新宿screen 1
   ↓
EJアニメシアター新宿
   ↓
kino cinema新宿screen 1 と。

この20年足らずで何回 運営会社、館名が変わっているんだ。😅
あゝ映画館を運営するってホント大変なんだね。
健一

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