しげる

じゃりン子チエのしげるのレビュー・感想・評価

じゃりン子チエ(1981年製作の映画)
3.8
昔観た時は、最後のエピソードが小鉄VSアントニオJr.なのが納得がいかなかったけど、小鉄の「人間と付き合うのも大変だぜ」(うろ覚え)というセリフがこの映画のテーマだったのかなと思う。

ホルモン屋の中で展開する芝居が多いにも関わらず、レイアウトがキレッキレで見応えのあるものになっている。
ギャグも面白くてずっとクスクス笑える。

原作のエピソードの詰め合わせという感じなので映画としての求心力には欠けるが、日常芝居の達人・高畑勲の手腕をたっぷり堪能できるだけでも観る価値あります。
背景が細かく描かれている分、山田くんより空間の使い方の勉強になるかも。
山田くんも空間をほぼ描いてないのに描いてるように見せている、という点で物凄いんですけど。
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