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苦い涙のmhのレビュー・感想・評価

苦い涙(2022年製作の映画)
3.7
Fan’s Voice独占最速オンライン試写会で拝見しました。

フランソワ・オゾン監督最新作!
主演ドゥニ・メノーシェ!
となればもう期待しかなかった。

ドゥニ・メノーシェ、『悪なき殺人』のあの役が強烈な印象でしたよね。

で、冒頭出て来たらもう全く違う。
一瞬でゲイと分かる演技。
立ち振る舞い、雰囲気、顔つき全く違うんですわ。

演じるのは映画監督のピーター。
出会った若き美青年、アミール(ハリル・ガルビア)に一目で恋に堕ちてしまう。

このアミールが色気ダダ漏れ。淫靡。妖艶。卑猥。猥雑。ちょっとどの語句が適切なのか迷うんですけど、なんか溢れ出ちゃってますのよ。

家に住まわせてようはヒモ?

しかし、若い美青年、チャラ男なんですねぇ〜www(もっと言い方あるだろ😆)

リメイク前は主人公は女性らしいので、それを男性にしたということですが、
ストーリー的には王道の恋愛物。

でもそれが分かっていても面白い。

ドゥニ・メノーシェは良い感じだし、美青年の怪しくて妖艶な感じがまた良い。

そして他のキャストも最高に良いんですよね。

かなり癖強めな役者陣。

これ、最初から最後までこの映画監督の家で起こるんですよ。

それなのに、飽きずに面白い。

家の中も独特な色と雰囲気の漂うセット、窓からの景色も良いし、いやいや文句付け所がない。

さすがフランソワ・オゾン👏👏

しっかし、オゾン監督は前作とはまた違うテーマで来るので良いですねぇ。

今作も期待通り面白かったです。

元になった映画『ペトラフォンカントの苦い涙』も観てみたくなりました。
mh

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