Netflixオリジナル作品。
こんな歴史の秘話があったのですね。
実話に基づく物語です。
アンネ・フランクとハンナ・ゴスラーの友情と、ホロコーストの実態が、ハンナ・ゴスラーの視点から描かれます。
ハンナの人生も壮絶でしたね。
賢い魅力的な人物です。
ハンナ・ゴスラーは、オランダでは著名な方なのでしょうか。
1942年のアムステルダム、
ナチスドイツ占領下でも、アンネとハンナにとっては幸せな時代と言えるかも。
明るくおしゃべりなアンネと、アンネに振り回されているハンナ。
今作は、この幸せな時代と、ベルゲン・ベルゼン強制収容所の場面が交互に挿入されていきます。
カラフルなアムステルダム時代とは対照的に、ベルゲン・ベルゼン収容所は煤けた灰色の世界です。
ハンナは、幼い妹の面倒をみながら、かろうじて収容所内で生き延びています。
ハンナがいたのは、収容所のなかでも比較的ましな区画でした。
ハンナの家族は、ドイツ人の戦争捕虜との交換要員として温存されたため。
(そんな事実があったことを今作で初めて知りました)
(映画内では説明されませんが、ハンナの家族がパラグアイのパスポートを持っていたとのこと)
比較的ましとはいえ、命の危険に晒される環境であることは間違いありません。
そんな折、収容所での点呼の時、ハンナの耳に、アンネがハンナを呼ぶ口笛が聞こえてきます。
喧嘩別れをしてからずっと会うことのなかった2人でした。
ハンナは、アンネの家族はスイスに逃れられたと思っていましたが、隣りのさらに劣悪なバラックにアンネはいるかもしれない。
監視の目を潜り抜けて、ハンナはなんとかアンネと再会できました。
ところが、アンネの運命はご存じの通り。
悲しい結末が待っています…