友人として綺麗なところだけじゃなく壊れてどうしょうもなくなってしまっていたところまで全部覚えていたいというところに大きな愛を感じました。
元々壊れてたのは父親であり元彼たちでありそれを見過ごし正しく原因を捉えられなかった周りの人間（出ていった母親たちなど）なのに。理不尽を自覚できる心は壊れてしまっていたし、助けを求めることもうまくできなかったし、どちらも人が生きていくにはとても大切なことなのに。
いなくなった人とこれからも会うには生きていくしかない。美味しいお弁当を食べて社会に揉まれて生きていくしかない。マリコはシィちゃんの記憶の中で生きることを、シィちゃんは記憶という媒体を通してマリコに会い続けることを選んだんだなと。
漫画は拝見してませんが、きっと漫画で読むともっとしっくりくるんだろうなって思いました！
