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泣けない男たちのparaのレビュー・感想・評価

泣けない男たち(2017年製作の映画)
3.6
ボスニア紛争後、PTSDセラピー を受ける男たちを題材に民族の分断と横断を描く。

山崎信一氏トークイベント付き

オスマン帝国支配そして旧ユーゴスラビア時代とその解体からボスニア紛争、そして現在についての解説があり。
紛争後は民族横断を目指すも現実は民族分断が進んでいるという。

セルビア人(正教徒キリスト教徒)、クロアチア人(カトリック)、ボシュニャク人(ムスリム)それぞれその出自の俳優を起用した作品は珍しいとのこと。
『アイダよ、何処へ』でアイダを演じたヤスナ・ジュリチッチも少し出演、
ヤスナの夫は本作の主人公(『アイダよ〜』ではセルビア軍の将軍役)を演じたセルビア人。アイダの公開後は脅迫されたなどなど。

どちらの立場でものを見るか、で変わる世界なのだと改めて。

後日レビュー修正します。(パンフレット読了後)
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