留々家

皇帝のいない八月の留々家のネタバレレビュー・内容・結末

皇帝のいない八月(1978年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

各地のクーデター部隊がアッサリ鎮圧されてしまうのが無情で良かった。
主人公が拷問死寸前の親友にとどめを刺して、列車が走り出すところが良い。軍帽をかぶるとつばで眉が隠れて人間味のない顔になりそれがかっこいい。
クーデター部隊を裏切る隊員(「自分は情報学校?で人質を殺してはいけないと教わったので!」みたいなことを言う)がおかしなテンションでいいキャラしてる。
三國連太郎がクーデターに加担する上官を拷問するシーンが良い。またラストでロボトミーされてしまっているのがびっくりした。病院の廊下をカラカラ運ばれてくるカットは、黒沢清『CURE』のラストで役所広司の奥さんがカラカラ運ばれてくるカットの元ネタだと思う。
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