漆黒天　終の語りの鮎のレビュー・感想・評価

「己は誰だ？」
末満作品の中で感じる脚本の中の主題だと感じます。

この作品もその末満さんの世界が色濃く表現された作品だと感じました。

悪役側の物語もしっかりと描かれていて、そちらも見逃せません。悪を悪と切り捨てきれない。悪とされる方にも、大義名分はあり、彼らは彼らの正義のもとに行動している。

舞台も観に行きましたが、魅せ方の違いが何点かあり面白かったです。ところどころこんがらがるところがありましたが、そこは人それぞれの受け取り方で楽しむのがいいのかな、と。