好きな俳優であるケイト・ブランシェットが指揮者役！これは観たいと思った。しかしながらゴールデングローブは獲ったのに、オスカーの主演女優賞はミシェル・ヨーにかっさわれたのか…。
冒頭からイライラ続きの主人公。指揮者とはそんなにストレスばかりの仕事なのか。そりゃボクシングもするよなぁ。ストーリーには全く関係無いが、メル・ブルックスで笑いを取る人は嫌いじゃないけど。
愛する相手との抱擁のBGMはカウント・ベイシー「リル・ダーリン」。クラシックには明るく無いからか、前半は退屈なシーンが続く。
メトロノームの安易なメタファー。マーラーとビスコンティのくだりは映画ファンなら分かるけど…。
結局落ちるところまで落ちる主人公。でもベルリンフィルとゲーム音楽にそんなに差があるのか、ヨーロッパやニューヨークでなきゃ、アジアじゃダメなのか。これって所謂都落ちって言うやつ？なんか究極の上から目線。
エンディングの終わり方も曲もセンス悪くて、うーんかなり救いがなく後味が悪い作品で、一番苦手な類の映画でしたー。
