なんて言っていいんだろう。
天才ってみんなそうなんだろうなぁって思った。
傲慢で自分勝手で性的にもちょっかいすぐ出して、怖がって、小心者でもある。
架空の人物のドキュメンタリーなのだ。(映画ではない)
それにジェンダー引っ掛けたらそりゃー面白くなりますよ。
しかし、ケイトブランシェット見事に演じきりましたね。この難しい役を。あのバンディットの専業主婦が、あの女王様が、あのOcean8の親分が、あのキャロルの美人妻が、あのブルージャスミンのデスパレートな奥さんが、あのドントルックアップのニュースキャスターが。。。レズビアン、世界的指揮者。きゃー。
でも、アメリカの中流家庭出身のバーンスタインの言葉に涙するリンダちゃん。そして夢の中で『オフィーリアの死』の絵のオマージュまで出てくるこの遊び方♡
ベルリンの雰囲気がすごく良かった。あのアパート素敵。NYシーンよりもやっぱりベルリンの生活感がよかった。前のおばあさんがいたほうがまだ良かったこの世の中。いろんなことが多すぎて、もう一度見たい映画。しかし映像はとんがってますよ!
とりあえず、レズビアン演じさせたら最高な女優二人映画のトップ2が(ケイトブランシェットとノエミメルラン)が主役張ってる。。っていうだけで世界中のレズビアンはみんな見に行ってると思う。
--ここからネタバレあり---
あの私のイケハゲのマークストロングがガンガン蹴飛ばされるシーンはほぼホラー。イケハゲのかつらが取れそう!マッサージパーラーで女の子を選ぶ、、あの風習に吐いてでてくるケイト様の胃液の酸っぱさ。。そしてラストは、、、ミッドサマーかよ!的な荘厳な!コミックコスプレ大会?えええ?もうすげえ!。。。それでも天才は命を削って生きていく。それでもたぶん彼女はアジアのほうが経済的にもっとお金を稼ぎそうではあるが。。。とりあえず、これは一人の天才のドラマ。
もう一回見たい。