彩

ある夜、彼女は明け方を想うの彩のレビュー・感想・評価

3.8
『これからも自分の人生を生きてよ。できれば俺の横で。』

このセリフが出てくると聞いて、それが聞きたくて観た映画です。

憂を帯びていく時期特有の、梅雨みたいな感情がずっと続くような映画。
心は曇り模様、だけど雨が降ってくれるほど水分も満たされてはいない、そんなような時間の中で、それでも満たされている、言い聞かせる、それが本当になる。
そういう映画。
彩