人生の岐路
余命宣告を受けたおじさんの生きる選択とは?
まさに「生きる」をテーマにしたお話。
誰もが感じたことがあるだろう、なんで自分は生きているのか?それを自分に問うた話。
今回とてもよかってなぁ〜と思ったのが、こうゆう類は受動的になって周りの関係とか、恋人、家族、友人とかの関係にフォーカスして病気で可哀想、、、というお話になりがちだが、今作はそうではない!
今作は自分の人生を見つめ直して、どう生きたいか生きてきたかを考えさせてくれる作品だった。
彼にとって生きることは、受動的にならず自ら動いて行動すること。仕事を通して。
彼自身も余生を楽しもうと、仕事ではない楽しみを見出そうとしたり、恋人を作ろうとしたりしたけど、やはり満たされない。
そんな時に口説いていた部下に憧れを持っていた彼は少なからず、本来の自分というものが他人に影響を与えて生きる希望や前進させてくれる衝動を掻き立ててくれると思って彼は先ほどの自分の生きるに落とし込んでいった。
彼は優秀な人を見抜いていたのか、はたまた若いものに希望を持っていたのか。
それはわからないが、目の前の1人の人間でも良いから、自分の背中を見せつけてこの世を去った姿はとてもかっこよかった。
変にしんみりさせない形でよかった。
原作もぜひ観てみたいですね〜
あと最後の、その場の勢いで熱い言葉を交わしたけど、時間が経てば人の本質は変わらないというとこも見せてくるあたりがかなり、現実の解像度高くてめちゃよかった〜
ちぇけら〜