Kai

すずめの戸締まりのKaiのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.0
「つまらない」じゃなく「嫌い」なときは、大抵語らせられる映画であることが多い。
嫌いということは、自分の反対意見だからね。
僕は新海誠の映画はたいてい嫌いだwすみません。
今までで一番見入ったかもしれない。

チャリの鍵を開ける、雨どい、走るイス…
すごく写実的というか、まだこんなアニメを描ける人がいるんだと。
今までより写実に寄ったから見れたのかもしれない。
なんでも美化されると、それだけで冷めてしまうのでw

だけど、ドラマが、心情が理解できない…。
会ったばかりの好きな人のために身代わりになるとか、こういうのは観客に見てもらうためのオシャレで言ってるんだろうか。
おばさんに酷いことを言われるシーン、自分が先に手出してるけど気付いてるのかなー…とか、主人公を美化しようとする映画そのものの態度に冷めてしまう。

魔女の宅急便というよりは、まどかマギカみたいな雰囲気を感じていたので、誰かタイムリープしてんじゃね。
(猫がジジじゃなくてキュウベエにしか見えない)
と思ってたら幼い自分が現れる。

そして、母を失ったことを初めて認める大事なシーン…
かと思った瞬間、イスを渡しておしまい。
全然脱がねーな!この人は!

茶番が茶番だからこそ純粋であるとか、そういうこと?
細田守にも似たものを感じるときがある。
誰か新海誠詳しい人に解説してほしい。
Kai

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