おりひめ

すずめの戸締まりのおりひめのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

物語 0点
配役 7点
演出 1点
映像 10点
音楽 10点
---合計28点---

全体的な展開がかなり強引かつ心理描写が雑。ロードムービーや些細なエピソードに時間を割き過ぎ。説明的な台詞が多いのに、説明不足をカバーしきれていない。各所に散りばめられたジブリのオマージュが気持ち悪い。ミミズや要石の元ネタを隠して、あたかも監督オリジナルの設定のように扱っているのも悪質だし、何より震災孤児である鈴芽の扱いが酷過ぎて許せない。監督はサイコパスか何かか?
描写不足な点を入場者特典やら何十回と開催するティーチングイベントやらで補足しまくるのも気に入らない。ほんの小ネタならともかく、映画の中で描くべき情報は全て映画の中で表現すべきだし、それでこその「作品」だろう。

美しい映像と迫力ある音楽は最高評価とする。とりわけ、それらを合体させて魅せた「戸締まり」のシーンは素晴らしかった。しかしながら、この辺りはお金を掛ければどうにでもなる部分である。

他は全て無価値。この監督の作品は金輪際観ません。


※11月12日に2回と、12月10日に2回、計4回鑑賞した。酷評に至る前に抱いた違和感の正体を確かめたかったのだが、今となれば時間とお金の無駄遣いであった。
おりひめ

おりひめ