アクリロニトリル

すずめの戸締まりのアクリロニトリルのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.7
古来より人は平穏を神々に願い、その強く純粋な想いにより生活を与えられてきた。物語では、人が離れ想いがなくなった場所に後戸ができ、災害を呼ぶ。
ダイジン、サダイジンが再び要石として役割を果たす気になったのも、災害を押し留め、それを乗り越えるのもやはり人の想いだ。

この監督の描く強い想いは私にはすこし眩し過ぎる。けれど、人と神と災害との永い関わりの中で、人々がどう向き合い乗り越えて来たのか、そこに示す確かな希望は美しかった。