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恋は光のTrinityのレビュー・感想・評価

恋は光(2022年製作の映画)
3.9
評価が高い方だから気になって見てみた。
最初は面白くなるんかなと思ってたけど
こーゆー系にしては中々内容は面白かったと思う。

恋愛とは誰もが語れるけど誰もが語れないものって言ってたけど本当にそうだなと思うし、恋愛ってめちゃくちゃ難しい。
恋愛の定義なんて私も学生時代考えたことあったけどそんな簡単に答えなんか出ない。
歴史的にも昔から恋愛のことでは問題があったり揉めたりと恋愛だけはどの時代も共通している問題に思う。

この映画では本能的な恋と学習的な恋の2つに分けて説明してて凄い分かりやすくて面白かった。本能的な恋は一目惚れだったり直感だったり闘いだったりする。
学習的な恋は過去の経験や学びから徐々になるもので時間を過ごしていってより感じるものなのかな。
どっちも恋といえば恋だし、恋じゃないといえば恋じゃない訳で、結局自分が恋と思ったら恋だと結論付けてたけど私もそうまとめるしか終わりがないと思う。
でも論点はみんなが共通して思うことだし凄い面白かった。
まぁその他の設定とかは緩かったけど。
西条と同じ光が見える中学生?の子と話した後、東雲さんが語るなぜ西条には学習的な恋の光は見えないのかの仮説がかなり面白かった。

でもこの内容ならもっと面白くできたんじゃないかなとちょっと思ってしまった。
内容はいいんだけど無駄なところとかそこに時間かけるんだってシーンもあったから、恋の定義について話す部分の会話のテンポは良かったけどそれ以外のテンポはスッキリしないとこもあった。
最後の終わり方はよかったかな。
そこを選んでくれてスッキリした。
結論みんな定義は違うよねって感じだから終わりのない課題って感じだけど、この映画を見て私の定義はこれだって周りの人と語り合うのがこの映画を観た後の醍醐味な気がする。
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