イスタンブールを目指しアメリカからベルギーにやってきた謎の男ドゥーリフがダイナーの給仕係デリュデレと出会って始まる心温まるロードムービー!そんな訳なかった。異邦人であるドゥーリフの今回の役はペドフィリアだった。画面の明るさと軽いノリで隠されているが業が深かった。ケレン味がなさすぎて薄い分、子どもにブチギレるドゥーリフの血走った眼が真底恐ろしい。そんな最低クズ野郎をタコ殴りにしつつ終盤ダイナーで愛してるかも!と告白するデリュデレ。傑作とは言い難いがベルギーに招かれてすら演じる役にブレがないドゥーリフに尊敬の二文字。ハリウッドのドゥーリフより爽やかだったので新鮮であることは確かです。自作字幕!