このレビューはネタバレを含みます
物語 10点
配役 10点
演出 10点
映像 10点
音楽 10点
---合計50点(満点)---
前情報としてあらすじと「ナートゥ」の愉快なシーンしか知らなかったので、年齢制限付けなくて大丈夫か？と思うほど残虐なシーンの数々に少々引いてしまうこともあったが、主役二人の対比や伏線を含め文句無しのアクション映画だった。ビームとラーマの出会い、友情、裏切り、そして共闘の流れが全て運命的で、そのあまりにも力強いドラマと、随所を飾る壮大な音楽や派手なアクションに圧倒された。ラーマの翻意のきっかけが、何度鞭打たれても膝を付かず、インド人としての誇りを失わないビームと、それを見て奮起する民衆に、己の真の目的を見出したが故というのが良かった。
唯一、ビームとラーマ含め、時々インド人キャストの見分けが付かなくなるのが難点だが、見慣れていないので仕方なかろう。
一時の勝利に酔っても弾薬が尽きれば終わりだし、この後イギリス本国から大量の軍隊が送られるのでは？とか、ジェニーの今後とか、映画のその後を想像すると思うところはあるものの、この二人なら必ず全部何とかしてくれるのだろうという安心感がある。
「これこそが娯楽映画だ！！」と全力で見せつけてくる傑作。Blu-ray買おうかな。
