少女の命を救えなかった無力感から医師を辞めてインドにやって来た米国人マックスと、新天地を求めて移住して来たパル一家がスラム街の人々と関わるうちに生きる事に向き合い絆を深めるヒューマンドラマ。
地域を縄張りにするヤクザに力で押さえ付けられ抵抗し何度も挫折し、お互いに鼓舞し励まし合い一つずつ困難を乗り越えて行く姿に引き込まれ、「シティ・オブ・ジョイ」と呼ぶにはあまりにも不釣り合いな土とトタンのバラックが建ち並ぶスラム街が、ラストでは見事に「シティ・オブ・ジョイ（歓喜の街）」に見えて来て感動した。
主演2人はお亡くなりになって久しい。
特にパトリック・スウェイジは「ゴースト／ニューヨークの幻」で一躍スターダムへのし上がった頃で懐かしい。
音楽はあまり目立ってないけど、所々で聴こえる優しい旋律は間違いなくエンニオ・モリコーネ。
生き方には3通りしかない。
逃げる・傍観する・飛び込む
大抵は逃げて傍観して来た、ヤクザに脅されて飛び込む勇気が自分にはどれだけあるだろうか？
言葉以上にマックスやハザリの真っ直ぐな眼差しが力強くて勇気付けられた。
ハザリが言う通り、
生きるのは楽じゃない、
だから困難を克服した時は素晴らしい。
2時間超えも無駄がなく分かり易い秀作！
良かった。
監督 ローランド・ジョフィ
キャスト
パトリック・スウェイジ
オム・プリ
ポーリーン・コリンズ
シャバーナー・アーズミー
アイーシャー・ダルカール
サントゥ・チョードリー
イムラン・バッサ・カーン
アート・マリック
ナビル・シャバン
デバトシュ・ゴシュ
スニータ・セングプタ
シャマランド・ジャラン
