まりも

夢みる小学校のまりものレビュー・感想・評価

夢みる小学校(2021年製作の映画)
3.4
周りの人たちの評価が高く気になっていた作品。
取り上げられた私立の小中学校はとても独特なカリキュラムで、楽しい!と思えることが1番。他人と比べない。先生ではなく大人。どの子も尊重され大人も子どもも
同じ1票をもつ。子供の探究心や好奇心てすごいな、と思った。

この学校出身の子たちはその後もそれぞれのフィールドでやりたいことを見つけて生き生きとしているようです。
自分自身、子ども時代特殊な環境にいて、狭いコミュニティの中だけで自分を発揮できていたが、その中でしか生きられない、外に出ると生きづらい人たちをたくさん見てきたので、卒業生たちがどんな風に社会で生きていっているのか、興味深く思った。

私立小学校と縁のない私としては、少しだけ取り上げられる伊那小学校や、桜ヶ丘中学校の取り組みも大変素晴らしく、いろんな子がいる公立学校でこそ、このような教育を進めてほしいなと思いました。
そして、どの学校に進んだとしても、子供を信じて、可能な場面では思いのままに興味関心に浸かれる環境を家庭では整えてあげたいなと思いました。

心に残った言葉
未来のために我慢我慢では、いつになったら我慢をしなくてよくなるのか
…たしかに。小学校のために、中学高校のために、大学のために、就職のために…って、結局目的はそこ?!生きる上での幸せってそういうものじゃないよね、と思いました。
まりも

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