Ayu

クイーンズ・ギャンビットのAyuのレビュー・感想・評価

クイーンズ・ギャンビット(2020年製作のドラマ)
5.0
普段はドラマを観ないのですが(Filmarksでも試写会で招待して頂いた『13の理由』のレビューを書いた以来だった)1話30分の『エミリー、パリへ行く』を観終えて自信がついたので話題になっていた本作に入院を機にチャレンジ。1日1話ね!と自分自身に言い聞かせていたのですが5日で観終わりました 笑 チェスのルールは『ハリーポッターと賢者の石』でロンが犠牲になったわけが未だにわからないくらい初心者(おそらく駒の動きのパターンと、将棋と違って取られた駒を再利用できないくらいしか知らない)

もう終盤の畳みかけがめちゃくちゃ素晴らしく、最終話後半の胸熱過ぎる展開に号泣。他の方のレビューで読んで思ったけど本作はまさに「少年ジャンプの三大原則を1960年代のアメリカのチェスでやる」ドラマ。7話全てにどれも無駄がなく、どんどん明らかになっていく過去や抗うつ剤とアルコールへの依存に己の力で、時には他の人の手を借りながら最後は自分自身に立ち向かうベスをずっと心の底から応援してしまう。どん底に落ちてから依存を手放すプロセスが綺麗でリアルで素晴らしくてとても良かった。

カラフルな60年代ファッションにレトロな建築の素敵さ!アニャ・テイラー=ジョイの圧巻の演技と魅力(目と唇の形が可愛い)に終始惹きつけられたし、トーマス・サングスター(一生『ラブ・アクチュアリー』のあの子って言われ続けるんだろうな…)と並ぶと顔が小さすぎて時空が歪む、しかし2人ともとても可愛い。そしてハリー・メリング(一生「え!『ハリーポッター』のダドリーなの?!」って言われ続けるんだろうな…)の健気さに途中からいたたまれなくなってしまった、そんな私はタウンズ派です。最終話でタウンズとベスが出した答えにくーっ!ってなった。

年末旦那さんと一緒に日本語字幕で観ようっと(今回は英語字幕で観た)
Ayu

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